ニッケイ新聞 2009年9月22日付け
アナリゼ調査機関は二十日、上院不祥事が明るみに出てから上院不要論を訴える人が三五%もいることを明らかにしたと二十一日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。上院を必要と考える人は約半数の五二%のみで、上院の必要性が崖淵にあるようだ。
政治学者も、上院不要論が増え、必要論者が半数を割りそうな調査結果に驚いた。高学歴者は上院の使命目的を理解するが、低学歴層には泥棒の巣にしか映らない。
上議は年齢的に高齢者で、人生体験も豊かな良識ある人間を揃えたはずだが、上院議長が先頭にたって公然の秘密を常套している。悪いのは上議であって、上院ではないという意見もある。
坊主憎ければ袈裟も憎いで、上院と上議を区別できない人も多い。ペドロ・シモン上議(PMDB=民主運動党)には、数え切れないほどの励ましのEメールがくるという。