ニッケイ新聞 2009年9月17日付け
「親の背中を見て育つ」ー。先週末開催された、松柏・大志万学院の四季祭りに参加して、そんな文句が思い浮かんだ。
父兄や生徒らが中心となり、手作りの食べ物などを提供。エプロン姿の父親が声を張り上げ会場内を走り回る姿も。
「昔はもっと手伝う父兄が多かった」とOBら。近年働く母親が増え、親子の会話も減り一緒に過ごす時間が少なくなっているとか。名誉挽回ではないが、親が子に手本を示す絶好の機会となっているよう。
そんな親の姿を見た子供は「家では見ない姿。恥ずかしい」と言いつつも「がんばっている」と誇らしげ。記者のお願いした記念撮影に親子一緒に笑顔でおさまってくれた。
当日の晩は、きっと親子で祭りの話題で盛り上がったことだろう。家族との絆を深める場でもあったようだ。 (仙)