ニッケイ新聞 2009年9月5日付け
大阪・サンパウロ姉妹都市提携四十周年記念代表団が三日午前に着聖、パカエンブーのサッカー資料館を見学した後、同所でサンパウロ市主催の歓迎式が開かれた。
来伯したのは、岡田茂男大阪・サンパウロ姉妹都市協会副会長、木下吉信大阪市会議員ら公式代表団六人と市民交流団二十一人。サンパウロ市のアルフレッド・コタイチ・ネット国際局長ほか、飯星ワルテル、ウィリアン・ウー両下議ら約二十人が出席した。
ネット局長は、二月にサンパウロ市代表団が大阪市を訪問した際に「温かい歓迎を受けた」と振り返り、「このような緊密な交流を続けていくことが大切」とあいさつ。
大阪市の橋本寛樹・政策企画室都市外交担当部長は「当たり前のことをしただけ」と話し、「我々も温かく受け入れてもらい感激している。大阪市は北半球で一番歓迎の手厚い街、サンパウロ市は南半球で一番歓迎の手厚い街では」と述べ、会場を沸かせた。
飯星ワルテル下議の乾杯の音頭で、賑やかに歓談が始まった。
岡田副会長は、「大阪市とサンパウロ市は市民のラテン気質で結びついているのでは。ブラジルは遠くて近い国」と話し、「サンパウロ市の人にも成世昌平さん(音楽親善大使)の歌を聞き元気になってもらいたい」と期待を込めた。
市民交流団として参加した米谷幸子さん(69、大阪府交野市)は初めての来伯。「イグアスの滝見学と(五日の)記念歌謡ショーを楽しみにして来ました」と話していた。