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プロトージェネス=共産党から上議選へ=捜査から政治へ鞍替えか

ニッケイ新聞 2009年9月4日付け

 銀行家のダニエル・ダンタス頭取を刑務所へ叩き込んだサチアグラハ作戦の指揮者で連邦警察刑事、プロトージェネス・ケイロス氏が二日、サンパウロ州から国会議員に立候補するため連警に休職願いを提出、共産党へ入党と三日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 「ルーラ大統領は大盤振る舞いをしたが、それが流用や横領されたのは、同大統領が悪いのではない。PT政権は公金横領捜査に圧力をかけることなく、思う存分活動させた」という。
 一方、PT(労働者党)とPCdoB(共産党)、PDT(民主労働党)、PSB(社会党)、PRB(共和党)は、サンパウロ州から上議候補を二人出す。その一人はメルカダンテ上議で、もう一人分の空席があった。
 PDTサンパウロ州支部長のパウロ・P・シウヴァ下議が上議立候補を望んでいるので、プロトージェネス氏への上議支援の可能性がなくなったようだ。