外務省による「ジャパンハウス」という構想案の記事を読んで、どこか懐かしく感じた読者もいたのでは――。06年2月に東京在住(当時、現在はピニャール)の天野鉄人氏によるジャパンセンター構想説明会が開かれ、「日本文化の殿堂」といえるビルをリベルダーデ広場横に彼が所有していた4千平米の土地に総予算50億円で建設するというものだった。08年の移民百周年までの完成を目指すという奇想天外なアイデアだったが、もちろん実現しなかった。今回は外務省によるもの。今度こそ、コロニアにとっても利用し甲斐のある立派なものを立てて欲しいところ。〃天野基金〃もそれに統合したら?!
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ずっと工事中だったサンパウロ市のシケイラ・カンポス街もやっと終了し、通行可に。月曜朝には完全に開通しており、きれいに舗装された状態になった。5月に文協で行なわれた工事説明会では、7月上旬に同所の解除予定宣言を出したが、2カ月の遅れとなった。ただしガルボン・ブエノ街は一車両分だけ通行できるようになっているが、未だ工事中。何カ所も穴を掘っており、全面開通はまだまだ先のようだ。果たして10月の選挙までに終わる?
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鳥取市で先月14日、「第50回鳥取しゃんしゃん祭り」が行われ、ギネス記録「最大の傘踊り(Largest umbrella dance)」への挑戦もあった。11年にルーマニアで記録された1461人の世界記録更新を目指して1729人が参加した。踊りを間違えた者は人数から除外されるルールで、1668人の傘踊りがギネス記録に新認定されることになった。その場には本橋幹久県連会長も招かれ、「現場は緊張感に包まれていた。成功してよかった」と喜びを語った。外交樹立120周年記念事業でも、何かのギネス記録に挑戦してみたら面白いかも。