【共同】トヨタ自動車グループの専門学校「トヨタ名古屋自動車大学校」(愛知県清須市)で1日、在日ブラジル人を対象にした「自動車整備技術修得コース」の開講式が開かれた。整備を約1年間学んで母国に戻り、自動車産業の発展に役立てる。
トヨタは社会貢献活動の一環として1999年から講座を続けており、2014年は16期生として17人を迎えた。
開講式では、池山和徳校長が「互いに助け合い、夢の実現を目指してほしい」とあいさつ。新入生代表のロドリゴ・モンテイロさん(28)は「学生として誇りと自覚を持ち、勉学と修練に専念する」と話した。
ブラジルは世界有数の自動車市場に成長し、今後も拡大が見込まれる。トヨタはブラジルに生産拠点を置いている。