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環境補助金を設置=最低を400トンで10レアル

ニッケイ新聞 2009年8月29日付け

 環境省は二十七日、アマゾン熱帯雨林保護のため環境補助金制度の設置を政府に提案と二十八日付けエスタード紙が報じた。国内に炭素市場を設け、二酸化炭素ガス一トン当りの基本価格を設定する。
 森林を所有する個人または組合、団体、企業などは、環境基金から森林保護の労役費として一定額の支払いを受ける。
 しかしこれは、森林保護者への支払いの全てが政府負担となるという意味ではない。
 企業や団体が売却可能なカーボン・クレジットを持っている場合、国際市場の方が条件が良ければ、国際市場で売却することも可能だからだ。
 国際市場への参入が困難な個人の場合、生活扶助金制度同様にマグネット・カードを配布し、所有森林保持で排出を防いだ二酸化炭素ガス量に応じた金額を年に一度精算する。
 環境省案では補助金支給の最低基準は二酸化炭素ガス四百トン相当量。原案では二酸化炭素ガス一トン当り十レアルとされている。