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ニッケイ新聞 2009年8月15日付け

 農大慰霊祭の後、サンパウロ市農大会館で懇親会が開かれ、留学生OB近藤和彦フェルナンドさん(31、二世)も出席。十五歳までグァタパラ移住地で育ち、西村農工学校を卒業後、夜間大学へ通っていたが、農大OBの伯父の勧めで九九年から四年間留学した。「母校という感覚はないが」と前置きしながらも、「みんな楽しそうで仲間意識が強い。会の大切さが分かった」と大先輩に囲まれ笑顔。
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 静岡県浜松市の「ブラジルふれあい会」(座波カルロス代表)がデカセギ支援の募金箱を呼びかけている。静岡新聞が報じた。「長引く失業期間で雇用保険が切れ、状況は悪化している」と話す座波代表が十二日、市役所で寄付を呼びかけた。二月の募金活動で二百二十六万円が集まったことも報告。「日本人の協力者が多かった」とか。同会には発足当初の約十倍の約二千世帯が登録。デカセギの状況は深刻化しているが、支援運動も広がってきているよう。
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 サンベルナルド・ド・カンポ市で二十八日~三十日に「第十四回世界剣道選手大会」が開催される。第十一回大会(〇〇年)から、ベスト三に入っていないブラジル。ブラジル剣道連盟関係者は、「今年こそは…」と雪辱を果たす勢いを見せる。特にレベルが高いのはやはり本家の日本、米国、韓国の順だとか。