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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年8月15日付け

 六十年前、戦災救援活動のために創立した聖母婦人会とエスペランサ婦人会。十二日、エスペランサ婦人会の記念式典が開かれた。
 元会長の酒井讃子さん(77、アラサツーバ出身)も来場した。四十五年前の当時、中学進学塾でポ語教師をしていたという。寿退職して四十年以上。この不況で「また教鞭を取ることになった」と張り切っている。
 「日語しか話せない子供がいっぱい帰ってきてるのよ」。帰伯者子弟教育支援をするISECで来月からポ語を教える。
 初代会長の故木村艶さんも有名な大学進学塾の有能なポ語教師だったとか。婦人会ができはじめた戦後すぐ、ブラジル社会でも活躍していた女性の存在を知り頼もしく感じた。
 帰伯者が増え問題が山積みの今、酒井さんのように結婚し家庭に入った女性の、活躍再到来かもしれない。   (親)