ニッケイ新聞 2009年8月6日付け
南マ州カンポ・グランデ市議会が先月二十三日、同市発展への貢献に対して二十八人の日系人をオメナージェンしたことを地元MS新聞七月号が報じた。昨年百周年ならまだしも、移民百一周年を記念してのオメナージェンは全伯でも稀。〇六年八月には「沖縄ソバ」が市の無形文化財になるなど、日系パワーが強い同州ならでは。さて、今年で四回目となる「ソバ祭り」は六日から九日まで常設フェイラで開催。ブラジルの〃沖縄〃へメンソーレ(いらっしゃい)!?
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広島県人会館であった日系三軍将官の講演会が始まる前、同県人会の平崎靖之理事は小松パウロ陸軍中将を同会館三階にある「サンパウロ広島平和展示室」に案内した。原爆によるきのこ雲や、写真による被爆後の惨状を見た小松中将は、「原爆は二度と使うべきでない。直接行って花を手向けたい」と話し、講演の前に平和を誓ったよう。
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先月二十七日から始まったサンパウロ市の貸切バス乗入れ規制で、コロニア関係者からも苦労話が聞こえてくる。市外からパウリスタ方面へ通っていた人の場合は、イミグランテス駅で降ろされ、そこからメトロというコースに。また市内でも、会社が運行していた送迎バスが規制を理由になくなり、駅から徒歩通勤になった人もいるとか。一方、自身の車で通っているという人からは、「混雑がなくなって通勤時間が半分になった」との声も。