ニッケイ新聞 2009年8月1日付け
「待ってました!」と、毎日のカロリー制限に苦しんでいる人の声が聞こえてきそうだ。お馴染みの第一・三土曜日の青葉祭りで、ADESCが糖尿病向け焼き饅頭の販売を始める。
さすが家庭を支える婦人ならではの配慮。作るのは、焼き饅頭や栗饅頭を作りつづけて三十年の鳥原寿子さん。ダイエットのボーロもあるが、日本人はやっぱりお茶に餡子がいい。
ADESCといえば、コロニアのお袋の味レシピ料理本を目下執筆中。「今いる人が残さないと」と関係者。
援協でも、「高齢者の方が、若い人の知らない料理を教えられる場所に」と、建設中の福祉センターに大きめの台所が設備されるとか。
料理を通して日本人ながらの工夫や心意気を伝えるのも一つの方法。一般的には記念誌や自分史だが、「継ぐ」にもいろいろな形がある。(親)