ニッケイ新聞 2009年7月31日付け
イタリアで開催中の世界水泳選手権で、二十九日、男子平泳ぎ五〇メートルのフェリッペ・フランサが、自身が持つ世界記録は破られたものの、〇・〇九秒差で銀メダル獲得。また、三十日の男子一〇〇メートル自由形では、北京五輪の金メダリスト、セーザル・シエロが世界新で優勝。五〇メートルでの雪辱を果たした上、一九八二年に四〇〇メートルメドレー優勝のリカルド・プラド以来の金をもたらした。表彰台の上で国歌を歌っていたシエロは、中ほどからは泣き出したという。
◎
三十日のサンパウロ市証券取引所(ボヴェスパ)は、世界的な景気回復の兆しを受け、一五時現在の株価指数が二・三四%上昇。昨年九月以降初めて五万五〇〇〇ポイントを超えた。ドルは一・三一%下げ一・八七九レアルに。
◎
二十九日に大サンパウロ市圏アルジャーで行なわれた国道警察の捜査で、リオ市のファヴェーラ、ロッシーニャの女性が、小銃の弾二〇〇〇発所持で逮捕された。運び屋として頼まれたという女性は、サンパウロ市チエテのバスターミナルで荷物を受取り、リオに着いた時点で報酬を受取る事になっていた。警官には、鞄の中身は本だと嘘をついて逃れようとしたという。
◎
二十八日のペルー独立記念日を祝い、サンパウロ市内のペルー料理のレストランが特別メニュー提供中。ペルー料理といわれても、ピンとこないサンパウロ市民がまだ多いが、サンパウロ市内には、今年だけで既に三軒のレストランが開業するなど、ペルー料理は静かなブームのようだ。中には、五年前にイタイン・ビビに開店した〃シモ〃のように、ペルー料理と日本料理を組み合わせ、ブラジル風にアレンジしたメニューを提供してくれる店もある。