ニッケイ新聞 2009年7月24日付け
コロニアでも次第に知られるようになってきた「お~いお茶新俳句大賞」。二十回目の今回、ブラジルからの応募では、グァタパラの十二歳の女の子が佳作に入選した。
その作品「おじいちゃんはかお色かえてすもう見る」――。毎日早朝からNHKに見入っているブラジルの相撲ファンにとっては、ついうなずいてしまう情景だろう。
ブラジル側で作品を受付けている文協によれば、近年では四十代より下の世代の応募も徐々に増えているとか。
同賞には文部科学大臣賞や一般、小・中・高校などの各部門のほか、都道府県賞、優秀学校賞といったカテゴリーもあるようだ。
邦字紙の視点からすると、「海外県人会賞」といったカテゴリーも思い浮かぶ。各地の日本語学校などで作品をまとめて応募するというのも面白いかもしれない。(ま)