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チエテー湿地帯=世界最長の公園建設=サレゾポリスからペーニャ

ニッケイ新聞 2009年7月21日付け

 セーラサンパウロ州知事は二十日、サレゾポリスからペーニャ・ダムまでの七十五キロメートルにわたる世界最長のエコー公園建設で、同公園がまたがる八都市の市長と合意書に署名すると二十日付けエスタード紙が報じた。
 サンパウロ州を横切り、全長千百キロメートルに及ぶチエテー川。その水源地からペーニャ区までの七十五キロが、浚渫工事と植樹により面積百七平方キロの公園に蘇る。同公園内には、レジャー・ランドや文化、芸術、スポーツの広場など三十三カ所の施設を設ける。
 同公園構想の発端は、三十三年前にサンパウロ市の洪水対策としてスタートしたチエテー環境公園。今回の拡張計画では、各施設を結ぶ形で、二百三十キロのサイクリング道も整備される。総工費は十七億レアルで米州開発銀行(IBD)が融資。完成は二〇一六年の予定。