ニッケイ新聞 2009年7月15日付け
熊本県人会(小山田祥雄会長)は先月の理事会で、「九州新幹線開通慶祝訪問団」の実行委員会を結成した。二〇一一年四月頃に開通する九州新幹線鹿児島ルートの全線開通式典に訪問することを目的とし、今から参加者を募っている。七日に来社した小山田会長、赤木数政実行委員長に意気込みを聞いた。
「目標は百人」と話す小山田会長。〇七年の熊本城築城四百年祭にブラジルから八十人で訪問し祝った。「そうしたら昨年の県人移民百周年・県人会創立五十周年の際に、なんと百四十人が母県から来てくれた。だから今度は百人くらいで訪問しないと」と笑う。
「人と人との交流が第一」という会長の信念のもと、実行委員会が結成された。新幹線開通を盛り上げエールを送り、「なるべく若い人を連れて行って、将来にかけて母国との繋がりのきっかけを作りたい」と赤木実行委員長は意気込む。
訪問日程や費用などの詳細は決まっていないが、式典参加や母県との交流を予定。これを機に「ゲートボールや農業研修交換を提案する」としている。
同県人でなくても参加可能で、二人は「新幹線に興味のある人、孫と一緒に、またこの頃に日本に行く予定のある人、誰でも参加して」と呼びかけている。
詳細・問い合わせは同県人会(11・5084・1338)。