ニッケイ新聞 2009年7月14日付け
ホンジュラス臨時政権のミチェレッティ臨時大統領は十二日、セラヤ大統領を追放して以来、制定していた外出制限令を全土で解除した。同令の解除は、政情安定化と臨時政権の合法化を目的としたものとされる。
これまで午後十一時から午前四時三十分まで、外出が禁じられたため、スナックや商店が営業妨害だと臨時政権へ抗議した。外出制限令が解除されたため、これまで続いた同国内の緊張が霧消。
セラヤ大統領とミチェレッティ臨時大統領双方の代表は対面会議を忌避したため、コスタリカのアリアス大統領の仲介で十六日、個別会議を予定している。アリアス大統領は、オバマ米大統領の全面的支援を受けた。
ベネズエラのチャベス大統領が、ベネズエラの報道関係者がセラヤ支援者と見られ、臨時政権から拘束されたりホテルに閉じ込められたりといった嫌がらせを受けているという。