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ベレン=名井良三総領事を歓迎=会場に2百人駆けつけ

ニッケイ新聞 2009年7月14日付け

 【パラー州発】在ベレン総領事館は八日午後七時から市内のヒルトンホテルで、今年五月に着任した名井良三総領事の着任レセプションを開いた。コロニアの関係者やベレンの要人約二百人の招待客が集まり、名井総領事の着任を歓迎した。
 名井総領事は一九五一年生まれの五十八歳(山口県出身)、七二年、コインブラ大学留学(グルベンキアン財団奨学生)、七五年東京外国語大学卒業、八五年ブラジリア大学大学院(政治学)に留学し、七五年に外務省入省、二〇〇七年国会参議院国際交流課長を経て今年五月、在ベレン総領事に着任した。
 パラー州副知事代理のクレオンドン・ゴンジン氏、パラー州企画長官のジョゼー・ジューリョ・リーマ氏、第四区海軍司令官のエドアルド・モンテイロ・ローピス氏、第八区陸軍司令官のネウトン・ブレイジ氏、汎アマゾニア日伯協会の生田勇治会長、サンタイザベル郡の加藤マリオ郡長、イガラッペーアス郡の上杉サンドラ郡長らも列席。
 名井総領事は、列席した一人ひとりに握手をしてあいさつ。着任から二カ月あまり、顔なじみも増え和やかに歓談していた。
 あいさつに立った名井総領事は、「日系社会から暖かい歓迎を受け任務の重要性を改めて認識した」と感想を述べ「トメアスーのアサイが日本で好評を得ていることは喜ばしいことです」とトメアスーの活動をねぎらった。
 「日伯両国間の関係促進のため、日系社会のさらなる発展のため、最大限努力したい」と結んだ。流暢なポルトガル語でのあいさつは印象的だった。(下小薗昭仁通信員)