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東西南北

ニッケイ新聞 2009年7月11日付け

 新型インフルエンザの対処基準などを変更した保健省は、感染者数の報告も週一回に変更する。八日現在の真性患者総数は七二人増えて九七七人となり、被疑者は二九七三人。十日にもう一度報告が出された後は、十五日の報告となる。真性患者の大半はもう回復し、他の人に移る心配もないのに、罹患したという事でいまでも白い目で見る人がいるとの苦情の声も。予防や知識は必要だが、過剰反応は不要だ。
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 サンパウロ州のカンポス・ド・ジョルドンに集まる観光客達から、冬祭りの最中なのに例年の様な厳しい寒さが来ないという不満の声が聞こえている。市街地が広がった事や温暖化の影響でここ数年の平均気温上昇中という同市だが、観光名所の一つパリヴァリ広場の気温は、九日夕方の時点で一九度。それでも、同市のホテルには八五%以上の予約が入り、同市に繋がる高速道路は通常以上の交通量を記録している。
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 九日に保健省が発表したデング熱に関する報告書によると、患者発生が報告された自治体は約四〇〇〇。患者数は三六万一五五二人で〇八年に比べ四九・八%減だが、九万二四二〇人発生のバイア始め、アクレ、ロライマ、アマパー、エスピリトサント、南マット・グロッソ、マット・グロッソの七州では患者増加。これら七州で全国の患者の五六%を占めている。予防体制強化が最大の課題だが、溜まり水の除去など、小さな積み重ねが後半の行方を決める。
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 護憲革命記念日の九日、サンパウロ市では約二〇〇〇人が集まり、一九三二年当時を偲んだ。今週発行の護憲革命についての子供向けの本は、州立校などに無料配布される他、近日中に書店でも販売開始となるという。