ニッケイ新聞 2009年7月11日付け
「今が旬の果実畑に来ませんかー?」サンパウロ州柿生産者協会(APPC=牛腸修二会長、本部ピラール・ド・スル市)は、デコポンのオリジナルブランド「金星」とアテモイア、びわの生産農家見学ツアー・試食販売会を二十六日午前十時から、ピラール・ド・スル日伯文化体育協会館(Av.Miguel Petrere,701-Sala C)で開催する。
牛腸会長、山下高広会計、豊田一夫・銀杏部会長、高木雄一郎第一秘書が案内のために来社。APPC自慢の果実の魅力を話し、多くの参加を呼びかけた。
今が旬の「金星」は、〇七年にAPPCが発表したデコポン。酸味が少なく糖度が高いこの果実は、全体の約一割しか収穫できないという。高級フルーツ店に出荷しており、リベルダーデでもなかなか手に入れることが難しい。
生産には他よりも手間隙かかるというが、「一度食べちゃうと病みつきになる美味しさ。必ずはずれがない、ガランチードです」と胸を張る牛腸会長。
当日は、金星とアテモイアの生産農家を見学し、一人一個ずつ収穫できる。見学後、会館では地元農産物を使った文協婦人部手製の昼食が用意され、販売会が行われる。
また、「もっと多くの人にガランチードなAPPC果実を知ってもらいたい」と、十八、十九日の二日間に限り、県連日本祭りで金星とアテモイアの試食販売コーナーを設ける。「美味しいですよ。ぜひお立ちより下さい」と呼びかけた。
ツアー参加者は、当日午前七時半頃にリベルダーデ広場のマクドナルド前から出るバスを利用のこと。帰りは現地を午後三時ごろ出発予定。バス・現地移動代は一人六十レアル。要予約(ヨシツール=11・3209・9989、又はウコンツール=3283・3688)。
またカフェ・ダ・マニャン、昼食など現地でかかる参加費用は二十五レ。
問い合わせは、APPC(電話=15・3278・3589/メール=appckaki@appckaki.com)まで。