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亜国少女が一般病室へ=ガレオン空港で不備続出

ニッケイ新聞 2014年1月11日

 【既報関連】休暇を利用して家族でリオ市を訪問中、ガレオン空港で頭蓋骨と顔の骨骨折の重傷を負った亜国の少女が、8日に集中治療室から一般病室に移ったと8日付G1サイトが報じた。

 搭乗ロビーにある下りのエスカレーター脇で遊んでいたカミーラ・パラシオスちゃん(3)が、到着ロビーに落ちて大ケガをしたのは4日。エスカレーターのベルトに手をかけ、ベルトに引っ張られる形で体が傾き、ロビーの縁のガラス製防護柵とエスカレーターとの間の隙間から7メートル下の床に落ちたものだ。

 消費者保護センターが6日に行ったガレオン空港内の施設監査では、カミーラちゃんが落ちた箇所は、エスカレーターと防護柵との間の隙間が規定の12センチを大幅に上回る18・5センチだった事が判明。空港内には隙間が19センチ以上あり、大人でも転落しうる所もあった。

 その他にも、エレベーター4基と冷水機3台が機能していない、障害者用のトイレに鍵がかかっている、第1ターミナルの空調不調などの不備、不具合が指摘され、空港側が善処を約束した。