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東西南北

ニッケイ新聞 2009年7月7日付け

 新型インフルエンザについて、異常に高い致死率を指摘されたアルゼンチンでは、保健対策費の増額や国政選挙の延期を避けるため、特別な警戒態勢を敷かなかったことが患者の蔓延をもたらした可能性があるという。六日付G1サイト掲載の世界保健機構統計では、同国の患者数は二四八五人で死者六〇人とされているが、四日付伯字紙では、五月以降報告された風邪の患者一一万人中、八五~九〇%は新型インフルエンザの可能性ありという。世界中の患者数が九万四五一二人と前記サイトにあるが、四日の報道が正しければ、ア国の患者は世界総数を超えるかも。検査基準変更のブラジルでも、コントロールが不能となる事を心配する声があるが…。
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 リオ市で二日に起きた胎児死亡事件で、緊急事態にも拘らず、妊婦を他の病院に回した医師が、五日に業務から外された。いつも診察を受けていた市立病院に駆けつけた妊婦は胎盤早期剥離を起こしており、母子共に死亡する可能性がある状態だったが、応対した医師は、別の病院の名前とバス路線の番号を妊婦の腕に書き込み放置。急いでバスを探し、指定された病院に着いた妊婦はすぐに手術を受けたが、胎児は既に死亡していた。同日別の病院に回された妊婦は他にも二人いたという。問題の医師は事実関係が解明された時点で解雇される可能性があるが、リオ市の胎児死亡率が他市より高いのは医師のモラルの問題かも。
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 問題続きのテレフォニカのインターネットサービスに痺れを切らせた消費者が契約期間中にSpeedyを解約の場合、六日から九〇日間は違約金支払いが免除される。検察庁命令をしぶしぶ飲んだテレフォニカだが、その業務改善は?