ニッケイ新聞 2009年6月26日付け
新体制の文協。地方理事も参加した全体理事会が二十四日にあった。
議題は順調に進行、最後に某地方理事が「日本語をもっと大事にすべきだ」という主旨の発言を行なった。
山下譲二副会長が部分的に日本語で説明した以外、会議が百%ポ語だったことを受けてだろう。
これに対し、異議を唱える理事、賛同する理事が続出、会議中、最高の盛り上がりを見せた。
そのなかで、木多会長はじめ、執行部の面々が露骨に嫌な表情を見せ、顔をそむけていたのが印象的だった。
確かに脱線気味だったが、〃文化〃を伝える文協の根幹に関わる問題だろう。少なくとも耳を傾け、考える姿勢をリーダーらが見せなかったのは残念だった。
二世が中心で、ポ語が主体になるのは時代の流れ。しかし日本語を話し易い雰囲気を作ることも大事ではないか。(剛)