ニッケイ新聞 2009年6月16日付け
ブラジル太鼓協会(矢野ペードロ会長)が主催する第六回全伯大会が今年は七月五日に、初めてマリリアで開催されることになった。
来社した立石守澄渉外担当は「パウリスタ線やノロエステ線で一生懸命練習しているチームが多いので、今年は初めて地方開催になりました」と説明する。昨年はサンパウロ市近郊のサンカエターノ市で開催したが、それ以前はサンパウロ市で行っていた。
今年も例年並みのジュニオール十二チーム、リブレ十チーム、マスター二チーム、大太鼓(一人ずつ)九人が腕を競うのに加え、昨年の優勝チーム二つが模範演技をする。参加人数は、約五百人にもなる。
特にジュニオールの優勝チームは来年、日本太鼓連盟が主催する第十二回日本太鼓ジュニアコンクールに招待される。今年三月には静岡県浜松市で第十一回同コンクールが行われ、ジャーレス轟(とどろき)太鼓が特別出演した。
今回も遠くはブラジリア、クリチーバ、パラナバイーなどからも駆けつける。島田謙二副会長は「ぜひたくさん応援に来てください」と当日の来場を呼びかけた。