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ニッケイ新聞 2009年6月5日付け

 「利用者の高齢化が進んでいる」―。サンパウロ日伯援護協会で毎回聞かれる言葉だ。五月の定例役員会で地区委員長でもある野村次郎副会長が「現在、百歳以上の会員が十六人いる」ことを報告。最高齢者は、一九六三年からの会員でモジ・コクエラ在住の百六歳だとか。出席者からは、「そんな長寿の方が援協を支えてくれているのか…」と唸り声に似た声も漏れた。百歳以上は名誉会員として会費免除するなどの配慮があっていいのでは。
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 百五十億円の巨額投資を行った損保ジャパンが、スイスのダボス会議で発表されたランキング「世界で最も持続可能な百社 二〇〇九」に選ばれた。世界の千八百社以上を対象に環境・社会への対応、企業統治能力、商機対応力など七十一のカテゴリーから評価される。日本の保険会社としては初めてのランクイン。今年は米国企業二十社、英国企業十九社、日本企業は十五社が選ばれている。
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 文協の事務局や会長室を模様替え、「オープンな雰囲気を心掛けている」という木多喜八郎新会長。実は今年、息子さんの働く香港に二カ月ほど滞在、「中国をゆっくり観光する予定だった」という。だが文協会長となり、そうはいかない状況に。「色々忙しいから難しいねえ…」と言いつつも、まだ心残りの様子。まだまだ元気な六十五歳、任期二年はコロニアのために頑張ってもらいたいもの。