ニッケイ新聞 2009年6月3日付け
CNT/センサス調査は六月一日、次期大統領選候補の任意調査でロウセフ官房長官(PT=労働者党)への支持率が五・四%へ上昇し、セーラサンパウロ州知事(PSDB=民主社会党)五・七%との差が誤差を含めてほぼ互角と発表したことを二日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
第一次投票ではセーラ知事が四〇・四%でトップであるが、前回の四五・七%から落としている。一方、ロウセフ長官は一六・三%から二三・五%へ伸ばした。これまで様子見であった官房長官は、これで意思が固まったと調査が予想。
ミナス州のネーヴェス知事は前回調査で二二%、ロウセフ長官が一九・九%であった。今回はそれが逆転しロウセフ二七・八%、ネーヴェス一八・八%となった。
これまで官房長官の支持率は、本人も候補の確答を避け打診程度のものであった。それが支持率を段々上げ、癌治療の経過も良いことで立候補への感触を得たようだ。