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ビンゴ合法化を再検討=違法活動防止で審議開始

ニッケイ新聞 2009年6月2日付け

 ビンゴ合法化に向けたロビー活動により、議会が審議を開始したと一日付けエスタード紙が報じた。ビンゴの再開サインを出したのは、大統領府。先ず第一歩として下院税務委員会が、ビンゴ合法化上程案を表決する。
 これまでビンゴ反対の急先鋒は、財務省であった。ビンゴが、不正資金洗浄と脱税の温床になるというのだ。政府がビンゴ再開に関心を抱いたのは、税金先払い奨励のためのプレミアム制度の設置案が出てきたため。
 同案には連邦政府と州政府へのビンゴ・ロイヤリティ納付とビンゴ掛け金へのローンを禁じ、賭博への病的常習を阻止することも盛られている。審議は今週始まり、表決は数週間後になる。
 ビンゴ再開は、与野党ともに意見が二分。政府は、議会に任せ干渉しない方針だ。最高裁はビンゴを再開できるように、議会と政府が連邦令を改正すれば了承という。

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