ニッケイ新聞 2009年5月26日付け
政府は二十四日、PMDB(民主運動党)へのペトロブラスの役職供与にもロウセフ官房長官の癌治療によせた大統領選候補の代案要求にも応じない意向を表明と二十五日付けエスタード紙が報じた。政府が大統領の留守中に妙な噂を流したことは、遺憾とムッシオ憲政相を通じて通告した。
ペトロブラスCPI(議会調査委員会)が設置される上院は、メルカダンテ上議(PT=労働者党)とカリェイロ上議(PMDB)の間で険悪な空気をかもし出している。カリェイロ上議は、同CPIの鍵を握っている。
官房長官は、大統領がペトロブラス人事を巡って譲歩をすることも、万一に備えた大統領選候補の代案も考えていないと信じている。