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商議所昼食会=ブラジル第2位の取引港=パラナグアの魅力を紹介

ニッケイ新聞 2009年5月26日付け

 ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)の五月度定例昼食会が八日正午からサンパウロ市インターコンチネンタル・ホテルで開かれ、百一人が出席した。
 在サンパウロ日本国総領事館からは丸橋次郎首席領事が出席。今月はパラナ州パラナグア・アントニーナ港湾管理公社のルイス・アルベルト・デ・パウラ・セザール企業開発担当取締役、パラナグア港コンテナターミナル取締役でブラジルコンテナターミナル協会会長を務めるジュアレス・モラエス・シルバ氏が「パラナ州港湾の現在・将来の開発とポテンシャリティー」をテーマに講演した。
 田中会頭の歓迎の辞に続き、セザール氏は、パラナグア港湾の道路網や鉄道インフラの設備、輸出入量、地理的利点などを紹介。同港湾は、メルコスルのハブ港との直接取引港としても重要性を高めているという。
 同港湾は日伯貿易の取扱量で三一%、貿易額では三七%を占める。シルバ氏は、同港湾の昨年の取扱量はサントス港湾に次ぎ第二位、冷凍食肉取扱は今年トップに上昇したと説明した。
 両氏は、今後とも港湾の国際化・通関手続きの簡素化を図り、民間企業に協力していきたいと強調。出席した同会議所会員らに向け、「ぜひ一度港湾を訪れ、その重要性を確かめてもらいたい」と呼びかけた。
 昼食会では二〇〇九年第1四半期の監査報告ほか、YKK、クラシキ、村田アマゾニア、伊藤忠商事四社の代表が交代し伊藤忠新任の鷲巣寛氏らが着任の挨拶を行った。
 またブラジル新日本石油とケミカル・グラウトカンパニー(CGC)が法人会員として入会、これで商議所の法人会員は計三百二社となった。新たに個人会員も入会し、それぞれ自社の紹介を行った。