ニッケイ新聞 2009年5月21日付け
ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(北川好美会長)は「第二十五回日本アマチュア歌謡祭グランプリ大会」のブラジル代表を選出し、二十五日から六月十一日にかけ大会出場を目的にNAK訪日団公式旅行を実施する。
今年から同連盟が単独でブラジル代表を選出することになり、蓮沼メリーさん(バウルー)、本田原陽子さん(サンパウロ市)の二人のNAK会員に決定した。
また、昨年九月に行われた「第三回世界アマチュア歌謡祭」にペルー・リマから参加、グランプリを受賞した福崎エリックさんが同国代表として出場する。
一行は同グランプリ大会のほか、NHK訪問、沖縄、仙台のNAK訪問、山形県での「NAK東北歌のサミット日伯交流会」などに参加する予定。
また、北川彰久名誉会長は訪日中の三十一日、大阪・サンパウロ姉妹都市提携四十周年を記念して同市の「ピースおおさか」(大阪国際平和センター)で開かれるイベント「平和と歌の交流史」のシンポジウムにパネラーとして出席。「音楽によるブラジル・コロニーの戦前と戦後そして今」をテーマに音楽史について講演する。
同イベントは作詞家のもず昌平氏が司会を務め、北川名誉会長ほか吉川謹司氏、堂本一氏の講演を予定。民謡・歌謡歌手の成世昌平氏による歌のステージなどが企画されている。
来社された北川会長、北川名誉会長、田中涼華華道家元池坊ラテン・アメリカ橘支部長は「今大会もがんばってくるので応援していて欲しい」と意気込みを語るとともに、「日本にいる方には、ぜひ大阪でのイベントにも参加してもらいたい」と呼びかけた。