ニッケイ新聞 2009年5月20日付け
テクノロジー・サービスでは世界第二の規模を誇るインドのインフォシーズ社が十二日、今年中のブラジル進出を発表と十三日付けヴァロール紙が報じた。
ブラジル国内の各都市を視察した結果、ベロ・オリゾンテ市に第一号が落成する。年末までに三百人の専門職員を採用。続いて二番目がクリチーバ市、三番目はバルエリ市が選ばれた。
ブラジルの有望性を感じていた同社のプネット・ジル社長が決断を下した。先ずベロ・オリゾンテを選んだのは、人件費がサンパウロ州より二〇%割安だからだという。三年間に二千人のシステム要員を養成する予定。
同社のサービスは、大企業向けのシステム開発とメンテナンス。同業ライバルにブラジルのチヴィットやステファニーニ、ポリテック。他に米系のIBMやEDS、Satyam、Wipro、HCLなどがいる。