ニッケイ新聞 2009年5月19日付け
リベルダーデに住み始め、日本にいた頃よりも日本各地の郷土料理を食べる機会が増えた。
群馬県人会で煮込みうどん「お切り込み」、宮城県人会の「ずんだもち」を食べ、その美味しさに感激する日々だ。
日本では、旅行する機会が少なかった。ここで初めて触れる郷土料理も多く、嬉しく感じる。
また、今月十七日にあった文協の文化祭りで日系人や非日系人らが太鼓を演奏、「YOSAKOIソーラン」を披露する姿に日本では感じたことのない感動を覚えた。
感化されやすい私は、ブラジルに到着して一カ月も経たずに空手を始めてしまった。
日本にいた時は全く興味がなかった分野なので自分でも不思議だ。電話で話した両親も笑っていた。
この地で日本を再発見、逆に〃日本人〃らしくなり始めた自分がいる。 (裕)