ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2009年5月13日付け

 ブラジルサッカーのテレビ中継にもロナウド効果と十一日付フォーリャ紙。ロナウドの登板以来、視聴率が七~一一%上がったというもので、十二日付同紙には、ブラジル選手権が終わる十二月までの約束で、ロナウドがSBTの顔の一人として契約を結んだとの報道も。ロナウジーニョ・ガウッショも国内でプレーする可能性が出てきたというから、国内戦はますます楽しみになりそうだ。
     ◎
 豚インフルエンザの表面化以来、忘れられたかに見えるデング熱だが、ミナス州ベロ・オリゾンテでは、今年のデング熱罹患届けが未判定分を含め一万五〇〇〇件を超えた。十一日発表の四月十一日までの集計では、バイア州で五万六一三五人の罹患確認他、エスピリトサント州二万九六五三人、アクレ州一万五六八六人の急増が目立つ。四月十一日までの全国での患者発生は四九%減っているが、先の三州とアマパー、ロライマ、ミナス、南北マット・グロッソの八州は患者増だ。
     ◎
 一方、豚インフルエンザの影響でメキシコ・シティーでの経済損失は一〇億ドル以上との報道。国外からの旅行キャンセルは九〇%に達し、サッカーのリベルタドーレス杯でも、罹患を恐れたサンパウロFCとウルグアイのナシオナウがメキシコ行きを嫌がり、シーヴァスとサンルイスの二チームが参加辞退。十一日にサンパウロとナシオナウの同杯準々決勝進出が自動的に決まった。
     ◎
 〇九年ミス・ブラジルが十日に決まった。北大河州代表ラリッサ・コスタさんで、同州からのミス選出は二度目。緊張に耐え切れず外に出た婚約者のエイトール・ジアスさんが会場に戻った時に見たのは、嬉し涙に暮れる婚約者の姿だった。