ニッケイ新聞 2009年5月12日付け
十一日現在で、メキシコが発信地だったはずの新型インフルエンザだが、本家の感染者数千六百二十六人を追い抜き、米国が二千二百五十四人に膨れ上がった。先週、アトランタ経由で来伯した日本人観光客によれば、「米国の空港でマスクをしていたのは日本人だけ。まったく警戒していない感じだった」とのこと。グアルーリョス空港では職員はみなマスク姿でよほど緊張感があったとか。いつの間にか米国が本家になりつつある今回。音楽や映画などの発信地としてならいいが、世界のリーダーたる米国が〃ウイルスの発信地〃とは。米国一般民衆の衛生観念は、実は意外に低いのかも?
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ニッケイ新聞が刊行した百周年記念写真集『百年目の肖像』が好評のため、販売場所がどんどん増えている。太陽堂、フォノマギ書店、カーザ小野、高野書店など各日系書店はもちろん、文協ビルなら同事務所(地階)、百周年協会(二階)、県連事務所(三階)や史料館(九階)でも。その他、コジロー出版(グロリア街332番三階)、ブラジル日本商工会議所(パウリスタ大通り475番、十三階)でも好評取り扱い中。
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特撮と言えば「ウルトラマン」を思い浮かべる人が多いだろうが、八〇年代に日本で放映された「巨獣特捜ジャスピオン」のほうがブラジルで人気が高いよう。二年に及ぶ東映との交渉の末、前者を差し置き、四月にフォーカス・フィルムズ社からDVDボックスが販売。海賊版との戦いは避けられないところだが、特撮番組「電撃戦隊チェンジマン」も今年中に発売するとかで、日本のサブ・カルチャー熱がますます過熱しそうだ。