街は24時間のフェスタ!=音楽やショーが市内各所で=サンパウロ市恒例のVクルツラウ
ニッケイ新聞 2009年5月1日付け
サンパウロ市の恒例行事として定着した第五回ヴィラーダ・クルツラウが、いよいよ始まる。
二日一八時から三日一八時にかけて、市内各所で繰り広げられる音楽やショーなどのプログラムは八〇〇を数える今年のヴィラーダは、セントロのジューリオ・メスキッタ広場や市立劇場、ラルゴ・ド・アロウシェ、レプブリカ広場、ルスのトッカ・ラウルなど、一三四カ所が会場となる。 各々の会場のプログラム全部を紹介することは到底無理だが、今年は国をあげて祝う「フランス年」でもあり、フランスから七組の芸術家達が来て盛り立ててくれるという。大半は屋外ステージでのショーなどで、本日一日二二時からのジャルジン・ダ・ルスでの炎の祭典と音楽のショーが七組の芸術家による出し物の第一弾となるとは四月三十日付エスタード紙。
また、同日付アゴーラ紙によれば、ルスのカスペル・リーベロ大通りの特設舞台トッカ・ラウルは、ロック歌手ラウル・セイシャス没二〇周年記念ステージで、ヒット・ナンバーなどの演奏には全国からのファンも集まると予想されている。
先に名前を挙げた会場やアニャンガバウーは二四時間のプログラムを楽しむことが出来るほか、コンソラソン、インテルラゴス、ヴィラ・マリアナ、パウリスタ大通りのSESC、アリカンドゥーバやカンポ・リンポなどのCEU、ジャルジン・エウロッパのMuBEなどで、無数のリサイタル、マジックショーなどが開催される。
金融危機の影響で、予算額こそ六八〇万レアルから五〇〇万レアルに減ったものの、全体の取組みは〇八年並み。各種の音楽や劇、ダンス、映画、その他、目白押しのプログラムで、二日間の人出は三五〇万人と予想されている。
ロマンティックな曲ならラルゴ・ド・アロウシェ、ロックならレプブリカ広場、過去の名曲アルバムは市立劇場、ピアノ曲はドン・ジョゼ・ガスパル広場、パテオ・ド・コレージオではバラーダなど、大まかな紹介にも限りがあるので、プログラム詳細は、www.viradacultural.orgで確認を。