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東西南北

ニッケイ新聞 2009年5月1日付け

 一月十九日にブラジリアの公園にいた路上生活者が、バイクに乗った男性に射殺された事件の容疑者が逮捕され、四月二十八日に犯行を認めたという。容疑者は中央銀行職員で、射撃の名手だった父親に手ほどきを受けた後、近所の射撃学校で訓練を受けた人物。精神面で問題があり、麻薬を吸引の疑いもあるようだが、事件前夜、息子達と歩いていた時に見かけた被害者達の行動が気になり、眠れぬ夜を過ごした果ての犯行という。父親の遺品の銃と交換に手に入れていた銃を使っての犯行では、射撃を教えた父親も浮かばれまい。
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 二~三日のヴィラーダ・クルツラウ中、サンパウロ市内地下鉄は終夜営業となるが、レプブリカ駅だけは、四号線工事のため二日一時から三日二四時まで閉鎖されるため、三号線のアニャンガバウーとサンタセシーリア間は代行バスが運行される。代行バスは無料だが、地下鉄からの乗換えであることを証明するためのセーニャ受取りを忘れずに。
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 川の増水が続き、五人の死者も出たマラニョン州では、四月二十九日に非常事態宣言を発令。二七市が警戒態勢を敷いているが、一日三〇センチの増水を続けるメアリン川は通常より一〇メートルも水位が上がり、ペドレイラス、バカバウ、アウト・アレグレ・ド・マラニョン三市の被害がより深刻。州内の被災者は八万三〇〇〇人、避難所生活者も一万三〇〇〇人に達している。ピアウイ州では同二十八日の豪雨で二四〇〇家族が新たに被災したが、こちらも一五市が警戒態勢。サンフランシスコ水力発電所ダムの放水でパルナイバ川の水位が五メートル半、下流のポティ川水位も一一メートル上昇。テレジーナ市内の浸水地域がなお広がっている…。