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最高裁=前代未聞の口論に=長官とバルボーザ判事の間で

ニッケイ新聞 2009年4月24日付け

 最高裁のジルマール・メンデス長官とジョアキン・バルボーザ判事は二十二日、同法廷内では前代未聞の十三分にわたった口論を演じたと二十三日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 ハプニングはパラナ州社会保障院が供与する便宜の資金に関する審議で。審議の決定はバルボーザ判事が欠席した時に行われ、同判事が長官の説明を求めた。
 長官に「掛け値なしの説明を」と同判事が要求し、長官の心証を害した。「説明に細工はない。長官に対しもっと節度を」と叱責した。長官は同判事が当日欠席したことで「貴下は審議を欠席し、他人に文句をいう資格はない」と返答。
 同判事は「長官がブラジルの良心を損傷し、私にお説教をする」と抗議して法廷を退場。長官も退場、法廷外で口論を続けた。同判事は「私に対するものの言い方は、マット・グロッソの与太者にいう言い方だ」と。長官は図らずも、そのマット・グロッソ出身。