ニッケイ新聞 2009年4月18日付け
パウリスタ線最大の日系イベントの一つ、マリリア市の「ジャパン・フェスチ」が十七日夜から始まった。初日は十五人が華々しく日系美を競う「ミス・ニッケイ」の選考会も。ユバ・バレエは最終日の十九日午後六時から。またマリリア、バストス、バウルー、マリンガ、ツッパンから多くのグループが参加し、様々なプログラムが用意されている。会場はマリリア・ニッケイクラブ総合運動場(Av Benedito Alves Delfino,S/N)。問い合わせは14・3425・1313。
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七十年以上続くイタペセリカ・ダ・セーラ文協の家族慰安運動会は、昭和天皇の誕生日四月二十九日に合わせて開催されていたが、現在は前後の日曜日に。奉安殿が戦後に設置され、現在でも正月に〃伝統〃として、教育勅語を奉読することで有名な同文協ならでは。
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浜松市で九月に開かれる浜松モザイカルチャー世界博2009(愛称・浜名湖立体花博)に、ブラジル北部マナウス市が出展を決めた。静岡新聞によればブラジルからの出展は初めてのことで、同市が目標としてきた八十作品の出展を達成したという。鈴木康友市長が昨年六月、百周年記念事業の一環で同市を訪問し、両市のトップが「産業交流都市」としての共同声明に調印。百周年を通じた交流の成果が現れた格好だ。昨年来の不況で出展要請が難航していたが、今回の決定に関係者は「両国の友好の象徴になる」と期待を寄せているようだ。