ニッケイ新聞 2009年4月18日付け
赤いエプロンといえば農協婦人部連合会(ADESC)。感心するのは無添加手作りの味噌や饅頭だけじゃなく、いつも元気な女性パワーだ。
先月一泊二日で開催された農業婦人大会の席。聞けば、仕事量のわりには合わない儲けの人もいたので驚いたが、「誰にも頼らずに、孫にちょっとしたものを買ってあげられるのが嬉しくて」。
パワーの源はそこらしい。「お客さんが楽しみにして朝早くから駆けつけてくれる」「仲間に会えるのが楽しい」から生き甲斐を感じる。
だが、継承者問題は避けられないようだ。高齢化も進む。
働く女性が増え、家庭との狭間で悩む女性が増えている現代、ADESCの活躍はいい見本にならないか。
夫や子の理解があってこその女性パワー。夫婦のいい見本がコロニアにはある。 (親)