ニッケイ新聞 2009年4月10日付け
――――――――――――――――――――――――――――――――――
県人会や各地の日系団体、ここに収録されたようなイベントの参加者、企画者はもちろん、懐かしい思いでこの本を手にするでしょう。また、日系社会に関心を持った一般読者や日系子孫が、百周年に何があったかを知るための手引きとしても役に立つと思いますー。(本書まえがきより)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
移民百周年、輝ける一年の記録がついに――! 全伯各地で行われた記念事業を取材・報道してきた本紙編集部(深沢正雪編集長)の責任編集による『百年目の肖像―邦字紙が追った2008年』(百七十七頁、八十レアル、日ポ併記、オールカラー)がついに今月二十四日から、ニッケイ新聞ほか文協、日系各書店で発売される。レアル銀行、宮坂国人財団、サンパウロ州商業連盟協賛。皇太子さまの全ご訪問地密着取材、各地記念式祭典や文化・スポーツイベント、記念モニュメント、慰霊祭などを六百枚の写真、記事で詳しく紹介。東京式典での天皇陛下のお言葉、年間記念行事一覧表も掲載した百周年を記録した永久保存版だ。出版記念会は二十三日午後七時、文協ビル九階で行なわれる。当日に限り、六十レアルで販売される。詳しくはニッケイ新聞(11・3208・3977/レジーナ)まで。
「輝ける1年の始まり~開幕式典、慰霊祭、表彰」と題した第一章では、ルーラ大統領も出席した首都ブラジリア、サンパウロ市・州、リオを始めとする開幕式典、六月十八日の「移民の日」の慰霊法要を掲載。外務大臣、白寿者及び高齢者、笠戸丸など、様々な分野の表彰も網羅する。
百周年のクライマックスとなった式典・皇太子さまのご訪問は、第二章「新たな1世紀に向けて~皇太子さまご来伯と百周年式典」で詳しく触れる。
皇太子さまの全訪問地に密着、写真も多数あり、大きな感動を呼んだサンパウロ、パラナ式典ほか、全伯各地方都市の記念行事も収録する。
四月に東京であった「日本ブラジル交流年・日本人ブラジル移住百周年記念式典」での天皇陛下のお言葉の全文を掲載、皇室とコロニアの結びつきの強さも分かる一章ともなっている。
第三章では、「日系の証を後世に~記念碑・日本庭園~」として、全伯で官民が協力、建設された記念モニュメント、鳥居、日本庭園を知ることができる。これらの建築物は、日伯友好を示す証しそのものだ。
式典のみならず、様々な分野でも日伯交流が進んだ。「新時代の日伯関係へ~スポーツ、文化、学術、教育~」(第四章)では、百周年がテーマになった本場リオやサンパウロのカーニバルの熱気が溢れる。
レアル銀行主催「わたしたちひとりひとりの日本展」など多くの展覧会、サンパウロ州教育局が実施した日本文化教育プログラム「VIVA・JAPAO(ビバ・ジャポン)」、教育・経済などのシンポジウム、早慶戦、高校野球選抜、サッカーなどの日伯親善も紹介する。
第五章「ブラジルの慶祝、日本からの声~イベント、芸能人来伯、記念グッズ」では、日本からは多くの芸能人、団体、著名人の公演も。
日系美を競った「ミス百周年」、日伯で発売された記念切手・硬貨、百周年やブラジルの名を冠した記念グッズも多数掲載している。
最終章では、「同郷の絆、いまも~県連・県人会」として、四十七都道府県人会活動を紹介する。
世界最大の日系フェスティバルである県連主催の「日本祭り」、独自に百周年祭典を開催した沖縄県人会、知事、議長クラスが来伯した三十県人会それぞれの百周年も伝える。
++++++++++++++++++++
本紙購読者は割引先行予約受付け中
++++++++++++++++++++
価格は八十レアル。
注文や内容に関する質問は、ニッケイ新聞編集部(電話=11・3208・3977、FAX=3208・5521/担当レジーナ=日ポ両語対応、メールでの注文、お問い合わせは、件名に「写真集」と書いてnikkeyshimbun@gmail.com)まで。