ニッケイ新聞 2009年3月27日付け
デジタル・メルコスルが二月から発足し、電子商取引を営む企業はアクセスを近隣諸国へ大きく広げられると二十五日付けヴァロール紙が報じた。デジタル・メルコスルを立ち上げたのは、ブラジル電子商工会議所、会員は三つのマーケットを同時に得るという。
ブラジルの電子商取引は中南米ではダントツで発達し、中小企業は低コストで国外との取引や市場調査ができる。
中南米の電子商取引は二〇〇七年、百九億ドルに達した。そのうちブラジルは四四・九%を占めた。亜国は七・五%、ウルグアイとパラグアイはそれぞれ一・九%。
ブラジルでは電子商取引の九〇%が、国内のサイトでできる。しかし、ブラジル以外では四〇%に過ぎない。ブラジルの企業は、零細小企業でもインターネットで輸出業を容易に営める。