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ダッタフォーリャ評価調査=ネーベスがトップ=まだ予断許せないセーラ

ニッケイ新聞 2009年3月26日付け

 ダッタフォーリャ調査会社は二十四日、主要な九州と連邦直轄区での知事に対する各地住民による州政評価を質問したところ、ミナス・ジェライス州のネーベス知事(PSDB=民主社会党)が七七%の評価で最高と発表したことを二十五日付けフォーリャ紙が報じた。以下%は住民による州政評価であり、ランクは個人の総合評価。
 同党内で大統領選の党公認を競うサンパウロ州のセーラ知事は、個人総合評価では五位に留まった。個人評価を十点満点とするなら、ネーベス知事が七・六点。セーラ知事は六・六点。セーラ知事の州政評価は四九%から五四%へ上げたが、全国ランクでは前回の三位から五位へ落ちた。
 個人評価ではセーラ知事と同じ六・六点であるパラナ州のレキオン知事は、州民への知名度がわずかに優ることで四位に上げられた。ペルナンブッコ州のカンポス知事(PSB=社会党)は、四位から二位に飛躍。同知事の個人評価は六・四点から七・〇点へ。州政評価は、四〇%から五六%へ。
 前回二位であったセアラー州のゴーメス知事(PSB)は個人評価で六・六点から六・九点へ上がったが、ランクでは三位に落ちた。特記すべきは首都のアルーダ知事(DEM=民主党)が、十六カ月間に三八%から五九%へ急上昇し、九位から六位に上がったこと。
 バイア州のワグネル知事(PT=労働者党)は三〇%から四四%へ上げ、同じ七位を保っている。サンタカタリーナ州のシウベイラ知事(PMDB=民主運動党)は、六位から八位。PTの盟友リオ州のカブラル知事(PMDB)は、八位から九位とランクを落とした。
 ネーベス知事は七七%の高い評価を得ているが、後継者養成に苦戦。ミナス州のアナスタシア副知事は、支持率五%で三位にある。またネーベス知事の圧倒的知名度は、セーラ知事にとって脅威ではないか。もしもネーベス陣営がセーラ・ボイコットに立ち上がったら、どうなるのか。
 調査は三月十六日から十九日、九州と連邦直轄区の住民一万六百六十四人を対象に行なわれた。