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G20サミット準備会議=伯米が共同提案作成=新基軸通貨も案件か?

ニッケイ新聞 2009年3月26日付け

 伯米両政府の経済スタッフは、来週ロンドンで開催のG20サミットへの共同提案作成のため、ワシントンで二十七日に原案作りの準備会議を行うと二十五日付けフォーリャ紙でギリェルメ・バロス氏が論じた。
 ブラジル側代表は、財務省国際担当のガルボン長官とIMF(国際通貨基金)担当のバチスタ氏他数人となった。両国代表は数々の議題を提案し、最終的に共通の課題を選ぶことになる。
 最近マンテガ財務相が注目しているのは、中国の中央銀行総裁が言及していたドルに代わる国際基軸通貨を創設することだ。そうなれば、世界がドルを見捨てる日が来るかもしれない。
 この国際共通基軸通貨案は、G20サミット参加の先進国や新興国をまとめるための伯米共同提案として財務相の関心を引いた、とバロス氏は考えている。新機軸通貨が求められるのは、国際間に米覇権主義に不満を抱く新興国があるからだと財務相は理解している。