ニッケイ新聞 2009年3月25日付け
二十二日発行のニューズ・ウイーク誌は、金融危機に挑戦する大統領としてルーラ大統領を紹介し、表紙を飾ったと二十三日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。同大統領は、日本の麻生首相と英国のブラウン首相に続く、三人目のホワイト・ハウス訪問者となった。
ルーラ大統領は最近、国際的に話題となった人物の一人として同誌の記者会見を受けた。オバマ大統領との会談は、話が弾み予定時間を遥かにオーバーしたという。
ルーラ大統領の見方では、米大統領の方が一歩先んじたという。ブラジルにおけるルーラ人気の秘密は二千万人の貧乏人を救い、ベネズエラのチャベス大統領と競争していることと述べた。
大統領は「ベネズエラの民主主義は個人的に共鳴できないが、六回も禊を受けているので看過している。しかし、私は二〇一〇年、後任にバトン・タッチをすると約束した」と同誌で述べた。