ニッケイ新聞 2009年3月19日付け
今回草の根無償で在聖総領事が訪問したドアルチーナ市には、約五十の日系家族が住んでいるが、ドアルチーナ日本人会の馬渕千春会長によれば、「活動はほとんどなく、頼母子などをする親睦会のようなもの」。しかし、馬渕会長ら日系有志が市と交渉、百周年を記念した公園、日本(紅、白)、ブラジル(黄、緑)の色鮮やかな高さ八メートル、幅六メートルの記念塔も昨年七月に建設された。「市の好意で作ってもらった。我々の自慢です」と嬉しそう。バウルーまで行かれる方は同地まで足を延ばしてみては。
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ブラジリアを訪問した鳥取傘踊りの一行。直轄区日系協会の梅田会長が鉱山動力省の補佐官を務めていることから、同氏の案内で上下両院、連邦政府施設などを見学したが、この時、記念に連邦議会の建物の前で傘踊りを踊ったという。実は同会が鳥取県に傘の寄贈を要請した際、関係者から、「いつかはブラジリアの議会の前で傘踊りを踊ってほしい」と言われていたそうで、「ようやく念願が叶った」と本橋県人会長。
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文協選挙管理委員会(山内淳委員長)は、今月二十八日の総会での投票時間を午前九時から、十一時までと発表した。郵便投票の場合、文協事務局が受け取った確認が欲しい人は書留かSEDEXで送付(自己負担)のこと。同委員会は前日までの郵便投票分に関してはリストを作成、総会で公表する。
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領事手数料が四月一日から改正される。一般旅券(十年)の発給手数料はここ数年、レアル高を背景に三百四十(〇六年)→三百(〇七年)→二百五十(〇八年)と順調に下がってきたが、今年はレアル安で再び三百レアルに逆戻り。