ニッケイ新聞 2009年3月12日付け
ミナス州のアエシオ・ネーヴェス知事(PSDB=社会民主党)は十日、カルドーゾ前大統領が「飛び回ってばかりいないで、仕事に専心せよ」と注意したことで「一国の建設は、サンパウロ市の片隅の密室でできない」と反論したことを十一日付けエスタード紙が報じた。
同知事は十日、四十九歳の誕生日を迎えた。ブラジルを理想国家とするため協力する意欲はおおいにあるが、パウリスタ大通りでコソコソと国家プロジェクトを立案することを牽制した。
同知事は、FHC発言に心証を害したようだ。ネーヴェス知事は、州政執務に支障のない土日、セーラ知事と共に全国遊説を提案した。全国遊説には前大統領も同道することを勧めた。
前大統領は、同知事の提案をよく理解していなかったと見ている。前大統領の参加は象徴的存在として、ブラジルを背負う責任ある党〃PSDB〃を国民にアピールすると同知事はいう。