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カーニバルの熱気、神戸でも=姉妹提携40年記念して

ニッケイ新聞 2009年2月24日付け

 【神戸新聞】神戸市とブラジル・リオデジャネイロ市の姉妹都市提携四十周年を記念し、サンバの魅力を伝える「リオ・カーニバルINコウベ2009」がこのほど、中央区内のスタジオで開かれた。サンバチームと観客ら約八十人が一緒に踊り、会場は熱気に包まれた。
 サンバの本場リオデジャネイロ市のカーニバル開幕に合わせ、日伯協会と神戸ブラジル協会が開催。同協会メンバーら約十五人によるサンバチームが、ポルトガル語で幸せを意味する「フェリシダーデ」など七曲を軽快なリズムで演奏し、華麗な踊りを見せた。
 「参加する楽しみを味わってほしい」と、空き缶に豆などを入れた楽器「ガンザ」を観客に配り、「ボックス」という足の動かし方も解説。会場が一体となって踊り、盛り上がった。
 サンバチームの一員で、本山第一小三年の小野飛鳥さん(9つ)は「すごい熱気。リオにいるみたいに楽しめた」と興奮気味。サンバを初めて踊ったという中央区熊内町五の久保寿美子さん(69)は「夢中で踊れた。若返った気分」と笑顔を見せた。