ニッケイ新聞 2009年2月24日付け
サンパウロ市カーニバルのスペシャル・グループが二十日、二十一日に行われ、どのチームにも日系人の姿が見られた。中でも注目されたのは、有名人サブリナ・サトーだ。週二回、ボクシングで鍛えている日系美を惜しげもなく見せ付け、今回も観衆を魅了した。
コリンチャンス・ファンを公言するだけあって、例年通りサンパウロ市ではガヴィオン・ダ・フィエルで、ご覧のとおりセクシーな衣装でパレードをして「カーニバルは任せて!」とばかりに堂に入ったサンバ・ノ・ペーを披露、日曜午前三時頃のサンボードロモを沸かせた。
ラインニャ・ダ・バテリア(打楽器隊の女王)というのは、血の気の多い荒くれ男どものまん前で踊る特別な役職で、一般の日系人は相変わらずサンバと縁遠い存在だが、彼女だけは特別のようだ。
日曜はこのあとバイーアのサルバドールに飛んで、アシェなどのフォリアを楽しんで、二十三日(月曜)にはリオでサルゲイロに参加という芸能人ならではのカーニバル一巡コースをたどる。
昨年、百周年をテーマにしたヴィラ・マリアやポルト・ダ・ペドラのような日系人の存在を目立たせるものはなく、いつも通りの〃ちらほら〃に戻ったようだ。