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ニッケイ新聞 2009年2月24日付け

 両親の派遣切り、言葉のハンディ越え、卒業式の生徒総代に――。愛知県東浦高校の三年生、猪苗代シンチアさん(18、三世)が百五十人の生徒を代表して同校初の日系ブラジル人総代として卒業証書を受ける。中日新聞が報じた。十三歳で訪日したときはほとんど言葉が分からなかったが、努力の結果、成績では三十番以内を保った。明るい性格で日本人とブラジル人を結ぶ役割を果たしたことも選ばれた理由に。進学を希望していたが、両親が解雇された。仕事をしながら夏に試験のある専門学校を目指すが、大学進学への夢も捨てていない。「あきらめずに今、自分にできることを探す」とシンチアさん。苦境に負けない希望の声が響くのは、今月二十八日の卒業式だ。
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 この不況で在日ブラジル人学校が閉鎖の憂き目に遭っている。そんな子供たちの現状を知ろうと、十九日に文協であった群馬大学教授の講演に約五十人が足を運んだ。しかし本題に入る前、副学長による群馬県や群馬大学の組織の説明などが延々と続き、仕事を終えて集まった参加者は、ウンザリ顔。後日行われたUSPとの学術協定締結のために用意した資料なのだろうが、多少の紹介はしょうがないとしても、趣旨を考えて欲しかったとの声も。
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 評議員選挙の立候補締め切り日だった二十日、文協ビル周辺が午後三時半から停電になった。FAXやメールで申請書を受け取れないほか、コンピュータが使えないため、申請人と推薦人の会費支払い状況も照会できない状況に。事務局によれば、金曜日の申請が判明しているものは受け付ける。また、現在郵便事情も悪くなっており、投票しても通常の期日で届かない状況が今後の懸念材料となっている。文協選挙のドラマはまだまだ続くー。