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糖尿病患者に朗報=結晶インスリンを国産化

ニッケイ新聞 2009年2月21日付け

 ウニオン・キミカ製薬会社は十九日、Biommの協力で国産結晶インスリンを生産と発表したことを二十日付けエスタード紙が報じた。工場はブラジリア、薬品が市販されるのは二年後。国産で、価格も安くなる。
 同薬品は、糖尿病の治療に服用されるホルモン剤の原料となる。ブラジルでは現在、三億五千万レアルのインスリンが販売されており、政府は一万二千六百フラスコを購入するため、六千九百万レアルを支払っている。
 ブラジルは〇八年、薬品輸入に七十億レアルを支払、薬品に関しては貿易赤字だ。ブラジルのインスリン年間消費量は八百キロ、本格的に生産されると自給には十分であり余分は輸出する。

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