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東西南北

ニッケイ新聞 2009年2月18日付け

 カーニバル前の電撃発表。十七日付本欄でも触れたリオ市のサンバチーム、ベイジャ・フロールのネギーニョ氏が、二十二日のパレード直前に、エライネ・レイスさんと結婚式を挙げ、リオ訪問予定のルーラ大統領夫妻がパドリーニョを務める。パレード会場の大通りで行われる式には、オバマ大統領との会見も果たしたリオ州社会局長ベネジッタ・ダ・シウヴァ氏もマドリーニャとして参加とか。
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 ルーラ大統領が十、十一日に全国市長を招いて集会を開いたのをうけ、PSDB(ブラジル民主社会党)やDEM(民主党)など野党三党が、セーラサンパウロ州知事とアエシオ・ミナス州知事を講師とし、三月に党所属の市長らを集めた特別集会を計画。PT(労働者党)は公費を使って選挙運動を行ったとして、大統領と官房長官を高等選挙裁判所に訴える構えも見せている野党だが、官房長官の知名度を上げ、支持率を二〇%まで持っていきたい大統領やPTとしては、PSDB公認候補決定までに少しでも水をあけたいところだ。
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 十四日エスタード紙に、五〇歳以上の女性のエイズ感染率は一九九六年~二〇〇六年に三倍に増えたとの報告。この年代の女性は避妊具使用に抵抗感があり、行きずりの恋も含め、無防備であることが原因とか。患者への社会的偏見も問題だが、性の氾濫期ともいわれるカーニバル前には保健所で無料のコンドームや避妊薬配布の話が出るのもブラジル。転ばぬ先の杖も必要?
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 期待はずれのG7への失望やGM危機の報道故か、米国証券市場下落をうけ、ボヴェスパも十七日一五時現在四・三三%下落し、四万と二八ポイント。